素敵彼氏の裏の顔【番外編】




いけない、頭がクラクラする。

これ以上聞きたくないや。





あたしが顔を背けた時、変化球を食らった。




「で、お前らはどうなんだよ」



「は?」




隼人が訳分かんねーと言わんばかりの返事をする。

だけど、少し顔が紅くて。

あたしなんて、言うまでもなく真っ赤で。

それを見て、淳ちゃんは嬉しそうな奇声を上げた。





「フォーッ!!

卒業、おめでと、隼人ちゃん!

お前のマグナムもようやく筆下ろしか」



「て……てめぇ……殺す」




今日の隼人の恐ろしさは、いつも以上でした。



< 145 / 386 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop