素敵彼氏の裏の顔【番外編】
いけない、頭がクラクラする。
これ以上聞きたくないや。
あたしが顔を背けた時、変化球を食らった。
「で、お前らはどうなんだよ」
「は?」
隼人が訳分かんねーと言わんばかりの返事をする。
だけど、少し顔が紅くて。
あたしなんて、言うまでもなく真っ赤で。
それを見て、淳ちゃんは嬉しそうな奇声を上げた。
「フォーッ!!
卒業、おめでと、隼人ちゃん!
お前のマグナムもようやく筆下ろしか」
「て……てめぇ……殺す」
今日の隼人の恐ろしさは、いつも以上でした。