素敵彼氏の裏の顔【番外編】




「分かったならいい」




そう言って、手を離す隼人。




「お前も着替えろよ。

……お前のマグナムなんて見たくもねぇ」




その言葉に絶句した。


は……隼人、その爽やかな顔で、さらっと淳ちゃんみたいなこと言わないで!






だけど、淳ちゃんはそれで気をよくしてしまって。




「うるせぇ!!

てめぇは短小だから羨ましいだけだろ!

俺のなんてな……



「キモい。マジで近付くな!」




気付いたら、いつものように言い争いをしている仲良し二人。

苦笑いしかできないあたしだったけど、ホッとした。





淳ちゃんたちのノリについていけないことは多々ある。

でも、あたしのそばにはいつも隼人がいてくれる。

それがすごく嬉しい。

あたしはこれからも、隼人から離れられない。



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