素敵彼氏の裏の顔【番外編】




俺の隣では美優ちゃんがいて、完全に固まったまま神木を見ている。

焦点が合っていねぇ!

これはまずいと思った。







「なぁ、神木、そろそろ休憩を……」




俺が言うと、奴は完全に酔っ払いの目で俺を睨む。

それでも、やっぱり迫力があった。




一瞬怯んだ俺。

そのすきに奴は立ち上がり、俺の方へと移動する。

その足取りはおぼつかない。

今の神木には、余裕で勝てそうな気がした。




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