素敵彼氏の裏の顔【番外編】



行きたくないあたし。

だけど、淳ちゃんはあたしの腕を引き、ずかずかと歩く。




「あっ、城内さん!」




なんて声も、あまり聞こえなくなってきて……

気付いたら、あたしたちは薄暗くて陰気臭い路地裏にいた。





ゴミが溢れ返り、カラスがそれをつついている。

じめっとした空気が身体にまとわりつき、あたしは首を振った。


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