素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「これから、何する?」
その問いに
「何でもいい。
隼人と一緒にいたい」
そう答えていた。
「参ったな……」
隼人はそう言って、帽子の上から頭を押さえる。
「美優がそんなこと言うから、俺、またおかしくなりそう」
「え?」
「ううん、何でもない」
隼人はそう言って、微かに紅くなって下を向いた。
こんな隼人がたまらなく愛しい。
もっと、ずっと一緒にいたい。
「せっかくだから、街でも歩こう」
隼人はそう言って立ち上がった。