素敵彼氏の裏の顔【番外編】
隼人の部屋は、いつも通り綺麗だった。
インテリアの雑誌に出てきそうなセンスのいい部屋のソファーに腰掛ける。
ふわっと隼人の香りがした。
そして、しばらくするとテーブルの上には、隼人の作ったパスタやサラダが並んだ。
明らかにレトルトではないパスタ。
隼人は料理まで出来るらしい。
驚いているあたしを見て、
「母親は仕事が忙しいからね、
去年は俺が料理当番だったんだ」
そう笑っていた。
なんて親孝行なのだろう。