素敵彼氏の裏の顔【番外編】




ー??sideー






「ゆ……許してください」




震える声を振り絞った。

俺の目の前には、大切な彼女の白い裸体があった。

やっとやっと両思いになって、やっと付き合うことが出来た。

これからずっと大切にしようと思っていたのに。





「俺はどうなってもいい。

だから彼女には……」



「甘ィ。てめぇは甘いんだよ」




彼は笑った。




「お前は俺たちを裏切った。

だから、この上ない屈辱を味わわせてやる」




そう言って縄で縛っている彼女の足へと手を伸ばす。

周りの人も、みんな笑っていた。

みんなで回してやると、嫌な笑みを浮かべていた。


< 256 / 386 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop