素敵彼氏の裏の顔【番外編】




「美優……だめだよ」




ため息混じりのその声は、ひどく切なげだが色っぽくて。

このまま一線を越えてしまいたいなんて気持ちになる。




だが……





「俺ももうバイクで送ってく訳にはいかないし……」




隼人は至って冷静だ。

そんな隼人から離れまいとしがみつくあたし。





「……泊まってく?」




とうとう出たその言葉に、大きく頷いていた。



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