素敵彼氏の裏の顔【番外編】
ー淳sideー
「はぁー、相変わらず見事だな、てめぇは」
俺は煙草の煙を吐きながら、目の前の橘を見た。
店内は劇混みだっつーのに、俺たちの両サイドのテーブルだけは空いている。
そして、俺たちは相変わらず恐れと好奇心の混ざった視線を浴びていた。
ここは繁華街の、某ハンバーガー店。
高校の時からの行きつけの店だ。
あの喧嘩のあと、何だか疲れてここに入る羽目になった。
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