素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「パフォーマンスだぜ」
自慢げに俺が言うと、
「そんなパフォーマンス、いらねぇ」
奴はそう吐き捨てて、再びポテトを頬張った。
そんな俺たちを、周りの連中は興味深々に見る。
「人違いじゃね?」
「ちげーよ。絶対神木だ」
「何で城内と一緒にいんだよ?」
「やばいっ。超かっこいい」
超かっこいい?
もちろん、俺のことだよな?
そう言って髪を直しポーズをキメたとき……
「城内先輩!!!」
さらに黄色い声に、名前を呼ばれた。