素敵彼氏の裏の顔【番外編】




そこにいたのは、女を連れたなかなかの好青年だった。




地味な色の髪をさりげなく散らしてある。

アースカラーのパンツに、長袖のシャツに、小洒落たストール。

そして、穏やかな切れ長の瞳に、知性的な口元。



いわゆる、王道のイケメンっつーやつだ。





岡島とは違う。

だけど、岡島と同じニオイがする。

俺はこんな男、知らねぇ。




< 325 / 386 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop