素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「それよりも、大宮に会えて良かった。
俺、何か大宮に出来ることないかな?」
薄気味悪い神木に、俺は言った。
「じゃ、せっかく東京来たんだし、案内しろ」
「希望は?」
「アダルトショップ」
「……は?」
神木の顔は真っ赤だ。
「アダルトショップ。
……ぷッ、まさかてめぇ、童貞じゃねぇだろうな」
わざと言うと、
「うるせぇ、変態男!」
ようやく逆上する神木。
俺はそんな神木を見て笑っていた。