素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「美優……」
唇が離れると、隼人はあたしを呼んだ。
なに?
隼人を見る。
甘い視線が絡まりあい、さらに心臓へと熱い血を送る。
「俺は先にも後にも美優だけだから」
隼人の声が胸に沁みる。
「だから、ゆっくり進んでいこう。
絶対に……
絶対に後悔しない初体験にするから」
隼人、あなたはどうしてそんなに優しいの。
隼人がいるだけで、恐怖なんてなくなる。
迷いすらなくなる。
あるのはただ、愛しさと安らぎ。
あたしは、
これからもあなたに焦がれます。