素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「聞く人を元気付けたいって思いが詰まってます。
人って見かけによらねぇって」
ぶっきらぼうに碧は吐いた。
そんな言葉を聞き、不意に
「碧って俺に似てねぇ?」
城内がおかしなことを言う。
思わず口に入っていたジュースを吹き出しそうになり、慌てて飲み込んだ。
「は?馬鹿か。
城内が碧に似てるとか、ギャグじゃん」
城内は目を釣り上げて、俺に雑誌を投げつける。
それを避け、俺はテレビに目を戻す。