素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「あっ。友達来た!」
そう言ってハルが指さす先。
そこには同じくらいの歳の男性が四人立っていた。
そして、彼らは目を丸くして俺らを見る。
「……Fじゃね?
本物?」
そんなことを言うから、
「戸崎蒼です」
先手必勝。
笑顔で自己紹介する。
「で、こっちが慎吾と賢一。
三人合わせて……」
「「「馬鹿トリオです」」」
驚いた顔をしている男性たち。
やっぱり、変装してこれば良かったのかな。