素敵彼氏の裏の顔【番外編】
天気は晴れ。
真夏の太陽が、じりじりと俺の身体を焼く。
そんな太陽よりも暑苦しい城内。
汗をびっしょりかいて、肩で息をしている。
一体どうしたのか。
だけど、俺が質問する前に、奴はいつものマシンガントークを始めた。
「やべぇ!!
あいつ、マジで人間じゃねぇ!!!
俺が全く歯が立たなかった。
こんなこと今までで一度もねぇ」
あぁ……喧嘩のことか。
城内より強い人なんてどこかにはいるだろう。