素敵彼氏の裏の顔【番外編】




「……橘か。

てめぇ、一年のくせに、生意気だ」





どうしよう、怒らせた。





俺は困ったように城内を見る。

城内なら俺が何かいう間もなく飛びかかっているだろう。

それなのに、城内は顔を引きつらせて先輩を見ている。

どうしたんだろう。





城内が何かする気がないなら……





「すみません」




穏便に済ませようと、再び謝った。




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