花火
「どしたぁ〜??」



みんなにしこたまロケット花火を食らわしてご満悦のリョージが
満足気な顔して近づいてきた。



「眠いのか??」







「あたし……………」



「花火なんてしたの、もういつぶりだろう…」







その言葉を聞いたリョージは

さっきの満足気な顔とは違う顔で



優しく笑った。





花火の光で微かに見える。


酔っ払ってるからかな??


優しくあったかく緩む

リョージの目。
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