ラブ♡スリップ



そんなに嫌がらなくてもいいのに。


わたしは優里亜ちゃんを見た。


ばっちりと目が合ってしまう。


すると、優しそうに笑った。


わたしは軽く頭を下げる。


「やめとけ、りんごちゃん」


「なんで?なんでそんなに…」


「りんごちゃん、あのな」


「ここで話すのはよくないよ」


惠がチラッと向こうの2人を見る。


「なら、借りてもいい?」


「どうぞ」


「行こ、りんごちゃん」



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