ラブ♡スリップ



わたしは腕を掴まれて、風牙くんに校内に連れていかれる。


「あ、蓮斗、先行ってるから」


「…うん」


わたしは、蓮斗を見れなかった。


校内に入ると倉庫の前に来て壁に抑えられる。


「風牙くん…?」


「優里亜は、幼なじみなんだよ」


「蓮斗くんの?」


「あぁ。仲が良くて、今でもあんな感じ」


別に幼なじみならいいじゃん。


なんで、そんなに、毛嫌うの?


「優里亜は蓮斗を縛り付けてるんだ」


「縛り付けてるって?」


「あいつらは、お互いで遊んでた。
体の相性が良かったみたいでね、ほぼ毎週」


毎週?!


「だけど、蓮斗はもう優里亜は幼なじみとかじゃなくてただの遊び相手になってたんだ」



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