ラブ♡スリップ
「なんでああなるんだよ!
俺、言ったじゃんか」
「お人好しだね、とは言ってたけど…」
「ったく…」
あれから、みんなとは分かれて、
わたしと風牙くんは講義室に向かっていた。
惠は別の教室。
風牙くんは向かいの講義室だ。
「そんなに怒らなくてもいいじゃん」
「あー、わかったよ!
もう好きにすればいいさ」
「風牙くん?」
「なんで、知っててあいつも…」
「え?なに?」
「いや、なんでもない」