ラブ♡スリップ



携帯は勝手に切られて、わたしの耳元ではプープーと虚しくなっている。


しばらくして、電話もきれた。


「…思い出してくれた…ってこと?」


うそ。


嘘。


ほんと?


本当。


慌てて着替えて、ベッドに座る。


落ち着けない。


自分が思い出させたくせに、


嬉しすぎて、


どうしていいのかわからない。


「ど、どどどどどうしよう」



< 234 / 243 >

この作品をシェア

pagetop