ラブ♡スリップ
わたしの部屋に来て、急に口を開いた蓮斗。
わたしがずっと気になってたこと。
「りんごには感謝しきれないほど感謝してる。
なんで、おもいだせなかったんだろう、とか
後悔もたくさんあるけど、
今は思い出せてりんごとこうしていられることがすごくうれしい」
「…わたしもうれしいよ」
「俺は、向こうにいる時からずっと、
ずっと、
りんごが好きだった。」
「…っ」
「言い表せないくらい大切で大好きで、
ずっと一緒にいたいと思った。
今でも、それは変わらない」
「うんっ…」
とめどなく、流れる涙は私の気持ちだった。
蓮斗は深呼吸して、わたしを見た。