ラブ♡スリップ
「りんごにはさんざんひどいこと言ったけど…
あそこまあたしに向かって言ってくれた人初めてだったからさ」
さみしそうに微笑む優里亜。
「ごめんね、りんご」
「優里亜…」
「あたしと、友だちになってくれないかな?」
友だちに。
断る理由なんてないのに。
なんでそんなこと聞くの?
わたしは笑顔で頷いた。
「わたしだけじゃないよ!
ここにいるみーんなが優里亜の友達なんだから」
「…りんご…」