ラブ♡スリップ
「ん……っ」
「りんご…顔がえろいよ」
そっと離してわたしを見る。
な、なにを言ってるの。
言い返そうとしても力が入らない。
へなっと蓮斗に体を預ける。
なにこれ。
「そんなによかった?」
「ち、力が入んないよ…」
「なに、もっとしてほしいの?」
「れ、んと…」
蓮斗を見上げると、また降ってくるキス。
それに溺れるわたし。
日が暮れるまで会話もあまりせず、
ただお互いにキスをして求めあっていた。