ラブ♡スリップ
それからの熱血指導でわたしはなんとか、
今日の合格点までいくことができた。
わたしはそのまま、部屋にこもっていた。
別に出たくないわけじゃないんだけど。
なんとなく、1人になりたくて。
疲れもあったんだろうけど。
蓮斗に対しての気持ちを考えていた。
この、なんとも言えない感じ。
「はぁ…」
いつも真剣な蓮斗。
役目をこなそうとする蓮斗。
優しく笑う蓮斗。
いろいろな彼を知って。
だけど、まだまだ知らないから知りたくて。
心の中がうずうずしてる。
かゆい。
いたい。
この気持ち、届かないだろうか。