永遠の初恋を君に


そしてドアを開けようと振り向いた瞬間、

――バンっ

「いったぁ…」
頬にするどい痛みが走った。

向こう側から誰かがあたしに気づかずに開けてしまったみたい。


あたしが頬を押さえてしゃがんでいると、

「ごめん、大丈夫?」

心配そうにあたしをのぞきこむ男の子がいた。

その男の子の顔を見た瞬間あたしの目は見開いた。


――嘘…でしょ…?


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