永遠の初恋を君に
「ここーーっ!」
教室に入るやいなやすぐあゆが飛びついてきた。
「ごめんね、あゆ。心配かけちゃって。少しうたた寝しちゃって」
「いいって!それより、今お昼休み何だよ〜!一緒にお弁当食べよう!!」
「えっそうだったの!?うん、食べる!確かにお腹すいちゃった。」
「もうここったら〜」
「あれだな、これじゃあ安藤って青花いなかったら絶対生きていけないな。」
2人でわらいあっていると横から苦笑しながら私達を見ている池崎君がいた。
「池崎君」
「いちいちうるっさいわねーっ!ここはあたしの1番の友達なんだからっ心配するのは当たり前でしょうがー!!」
あゆが大きな声で言い返した。
2人は中学から一緒だもんね、
あゆと池崎君はいつもこんな感じでいい合いばかりしている。
でもやっぱり本当は仲良しなんだと思う。
喧嘩するほど仲がいいって言うし。
ニコニコしながら2人を見ていると、
「「何見てるの(何見てるんだ)、ここ(青花)!」」
怪訝そうな顔をして2人が私を見ていった。
「いや〜2人とも仲いいな〜って思って」
「「良くないし!」」
同じ顔をして同じ言葉を言う2人。
「ふふふ、息ぴったり」
面白いな〜
「もうっここったら、変な誤解してないでしょうね!」
「うん?してない、してない。あはは」
お腹を抱えて笑う私を見て真っ赤な顔して全力で否定してるあゆが何か可愛い。
「そうだそうだ!誤解すんなよ、青花!」
そう言うと池崎君は購買で昼食を買いに教室を出ていった。
「ふふふ」
まだ私が笑いを堪えられないでいると
「ここ〜」
少しムっとした顔のあゆがいた。
「あはは、ごめんね。お昼食べよっか。」
そう言ってやっと2人でお弁当を広げ始めた。