永遠の初恋を君に
「うぅ…」
重たい気持ちで教室の席に着く。
私、青花 心愛(アオハナ ココア)、高校一年生。
「ここあー!おはよ~!あ~うなだれちゃって~。また夢見たん?そんな人のことなんか、早く忘れなよ~!」
今目の前で、元気そうにふわふわした短い髪を揺らしているのは、中学で仲良くなった、安藤 藍由菜(アンドウ アユナ)
スポーツも万能で、みんなから人気者。
それからなぜかたまに関西弁を使っている…。
「忘れられないから困ってるんだよ…」
あゆは単純に考えすぎなんだもん…
いや私が諦め悪いだけなのかな…?