永遠の初恋を君に
晃は優しくて女子からもモテていた。
でも晃が他の女子に優しくしても、それに対しての気持ちは、ただの幼なじみとしてのやきもちだと思っていた。
でも違う。
違ったんだ…。
『晃君、おにごっこして遊ぼうよ~』
『うん、心愛も行こう?』
『ここはそんな子供な遊びはもうしないの。晃君とはもう違うんだよ。』
『そっか…でも楽しいよ?』
『あっそ、ここは興味ないから。舞衣菜ちゃんたちと遊べばいいでしょ?』
『心愛、もう俺と遊びたくないの?』
『ここ晃君と違って忙しいの。』
あれからだっけ…
晃と距離が出来たのは…
私はどんどん私から離れていく晃を見るのがつらくて、いつだって素直になることが出来なかった。
そして、晃が転校するときも私は素直になれなかった。