永遠の初恋を君に
『晃、バイバイ。元気でね。』

『あぁ。』

『晃、そろそろ行くわよー!』

『じゃぁ、』

『うん。』

ブロロロロ…
車のエンジンの音が鳴り響いた。

窓の中の晃と目が合う。

その時、思った
ダメだ…ちゃんと
ちゃんと最後くらい言わなきゃ…!

気づいたら私の体は勝手に動いていて、必死で晃の乗った車を追いかけて叫んでいた。

『晃ーっ!晃なら絶対大丈夫だからっ!自分を信じて…!何かあったらいつもここにいるから…!!』

必死で走りながら車を追いかけて言った言葉。

晃は窓から顔を出して笑っていた。

久しぶりの晃の笑顔が私の胸を高鳴らせた。

今でも覚えている。

遠い遠い存在…

今あなたは何をしていますか?

誰を想って誰の為に笑っているの?


私はずっとここにいるよ。

つらいとき晃が帰ってこられるように…
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