愛するということ。

言いながら、先生が指差したのは、あたしの左隣の席だ。


上原くんとぱちっと目が合った。



わ……この前と同じ……。



焦りやら緊張やらで、胸がドキッと跳ねる。




「あ、図書館で、




俺のこと、凝視してきた人。」




……え。




「ぎょ、凝視…?どういうこと?」

「大村があいつのこと、ガン見してたのか?」


「えー!2人とも、知り合いなの!?」



みんなが、少し怪訝そうに見てくる。




な………何、この羞恥プレイはっ!!


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