。。涙の温度。。



しばらく沈黙が流れた。


俺は何も言えずにただ黙っているだけ。


情けないよな……
俺、人傷つけてばっかだ…


すると真紀が腕で涙を拭うと、驚く一言を言った。



「…最後に、最後に私とキスして……」



真剣な顔で言う真紀に俺は驚きのあまりに言葉が出ない。


「そしたら諦めるから。心にも謝る。嫌がらせも止める」
< 111 / 131 >

この作品をシェア

pagetop