｡｡涙の温度｡｡

今、もの凄く隆弘が怖いと感じている自分が怖い…


友達だよね？

私達…‥友達だよねっ…



「隆弘のバカ…‥っ‥私、はっ…颯が好きだし…沙紀だって…‥」


泣きじゃくりながら思いを伝えると、隆弘は厳しい顔から一変、いつもの優しい顔に戻った。



「やっぱ、颯のこと好きなんじゃん」


「‥‥‥？」


「沙紀とは別れてないよ。お前の本当の気持ち聞くためにさ、ちょっと。なぁ聞いてるんだろ？出てこいよ！」



隆弘は私の後ろの方に叫ぶ。



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