。。涙の温度。。

「びしょびしょ〜‥。」


スカートの水を軽く絞る。時折聞こえる、「俺が絞ろうか?」の言葉を無視して少しでも水を拭おうとする。


クリーニングしたてなのに‥。


そんなことを思っていると彼氏君からの思わぬ言葉。


「ここから近いし、家来る?」



「はい?」

無視しようと思ったけれどあまりに突然な言葉にビックリしてしまった。


「ほら、心ん家遠いし風邪ひいちゃう。」


そうだけど‥
いきなり家って…
そんなの無理に決まってるじゃない!
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