。。涙の温度。。


「嘘なんて言ってないよ‥」


動揺しながら話す私に追い討ちをかけるように、真紀は耳元でそっと呟いた。



「私のプレゼント、受け取ってくれた?」



クスクスと笑いながら冷たい目線を向ける。



「プレゼントって、何よ‥」



「見たでしょ?靴にも机にもたーくさん」




──‥え…‥


真紀の言葉がすぐに理解出来ず、私は硬直したまま‥
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