。。涙の温度。。



「こころ?」


下を向いていると渚が肩を叩いた。


「どうした?」


私の様子を見てか心配して来てくれたようだ。


でも、今頭の中は楽しそうに話す颯と真紀の姿でいっぱいで─‥


このまま話してしまえば、堪えていたものが溢れだしてしまいそう…‥



「渚…ごめん」


私はそれだけ言うと教室を飛び出した。
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