。。涙の温度。。



─ガチャ



錆び付いた重たい扉を開けた。


いつもと同じ強い風が吹き付ける。


「颯ー?」


目の前には誰もいない。

裏の方かな?


私は入口の裏にある通気孔の方へと歩く。


そこはよく隠れ場として使っている所。


他の生徒も知っている人は少ないだろう。
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