隣の席の鈴木君
6.幼なじみのカメラマン
ん~・・・よく寝た。

精一杯の背伸びをした。

目に入った時計は、次の日の午前11時を

指していた。


・・・そう言えば、

私どうやってここに帰ってきたんだっけ?

鈴木君が車で送ってくれるって言うから、

送ってもらったのは覚えてるんだけど、

それからどうやってこの部屋に?

そんな事を考えながら、

寝返りを打った。


…私は思わず絶句する。


「・・・」

私のベッドにうつ伏せになった鈴木君が、

スヤスヤと寝息を立てている。

何時からそこにいたのか?

…全く記憶のない私は、この状況が

読み込めない。


でも、鈴木君、

ずっとこの体勢で寝てたんなら、

体は相当いたいはず。
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