隣の席の鈴木君
…再び、目が覚めた。

鈴木君は相変わらず気持ちよさそうに寝ている。

いい加減起きて、シャワーでも浴びたい。

お腹も空いてきたし。


鈴木君も、

起きたら食べれるように2人分作って。

そう思いながら、寝返りを打った。


「ぎ・・ギャ~!!泥棒!!」


思わず叫んでいた。

眠っていたはずの鈴木君も、

飛び起きた。



「泥棒なんて人聞きの悪い」


そう言ってあきれ顔の男。


鈴木君は私を抱き寄せた。

「お前、誰だ?」



鈴木君の言葉にムッとした男は、

逆に聞き返してきた。


「お前こそ誰だよ?」
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