隣の席の鈴木君
「これが普通」


…チーン。

会話終了。


鈴木君に会話を求める私が、

バカなのかもしれない。


「…お喋りしないと、

毎日楽しくないじゃん」


そう言って私は仕事を始めた。



「聡美と仕事してるだけで楽しい」


「・・・・・・え??」




「・・・・・いや」

・・・

何事もなかったように、

鈴木君は仕事を始めてしまった。


・・・

今の言葉を、聞き取れなかった私は、

眉間にしわを寄せ、

またカタカタと、パソコンを打ちはじめた。
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