隣の席の鈴木君
「…気持ちいい」

・・・って!!

何をのんびり風呂に入ってんだ私。

・・・いや、もう諦めた。

鈴木君は、取って食ったりしないって

言ってくれたわけだし・・・

鈴木君は私のパートナーなわけだし・・・

と、わけのわからない解釈を勝手にして、


お風呂を上がった。


「これ、食っとけ。オレも、風呂入ってくるから」

「え、あ、うん」

テーブルには、できたてのご飯が・・・

鈴木君の好意に甘えて、

美味しくいただいた。

…あの容姿で、料理まで上手いなんて、

反則だ。

…振り返った私は、

フリーズした。



・・・だって、



鈴木君、上半身裸なんだもん・・・


「・・・気にするな」

・・・気になります。
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