隣の席の鈴木君
ドキドキしてるのに、

それがなんだか心地よくて、


鈴木君の体温が隣にある事に、

安心して・・・



「…フッ。

人の気も知らないで・・・」


優しい微笑みを浮かべた鈴木君。

間もなくして、私の体は宙に浮いていた。


「お休み…聡美」


・・・頬に柔らかくて、温かな体温を感じたけど、

眠ってしまった私には、

それがなんなのか、わかるはずもなかった。




温かな体温に包まれて、

最高に幸せな睡眠の世界へと、

私は落ちて行った。



…鈴木君。おやすみ・・・
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