隣の席の鈴木君
即答されてしまった。

「いや、でもね?」

・・・仕事のパートナーなだけで、

こんな事・・・

まぁ、何をしたわけでもないんだけどね?


この明らかに恋人風な状況に、

耐えられないだけで・・・




「・・・西野」

「・・・ナ、何?」




「オレと付き合え」


「…へ?!…じょ、冗談」



「冗談に聞こえたか?」

「…聞こえません」


…聞こえるわけがない。

こんな真剣な眼差しで、私をまっすぐに見つめ、

告白してくれてるのに、

誰が冗談に聞こえるでしょうか?

それは分かっていても、

このありえない状況に、

私の頭がついていかない。
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