隣の席の鈴木君
…それから。

社に戻った私たちを待ち受けていたのは、

龍之介の言葉通り、

雑誌の連載小説が決定した事だった。


夢であってほしいと思う気持ちは、

いとも簡単に砕け散った。


次々に担当の小説家たちは仕事を終えていく。



残っている担当は、



鈴木君大好きな美智子先生と。




聡美ちゃん大好き千田先生。



この二人、担当するには凄くありがたいほど、

超売れっ子作家。


それなのに、

何でこんなに担当することが嫌になるのか。

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