隣の席の鈴木君
…意外にも、

龍之介と一緒にいる事が、苦にならなかった。


まじめに仕事をしてる龍之介の姿。


仕事以外で見せる、子供みたいな一面。


コロコロと変わる龍之介に、

楽しいと思う自分がいた。


…でもそれは。


きっと恋愛感情じゃない。


…だって私は、鈴木君が好きだから。

・・・なんて。


今頃、鈴木君は、何をしてるんだろう?

仕事中じゃ邪魔になるし、

電話は出来ない。


・・・メール位なら。


『鈴木君に、会いたい』


私の今の精一杯の気持ち。

鈴木君に届くといいな。
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