隣の席の鈴木君
「・・・遅い、

…ていうか、凄い荷物だな」


私に荷物量に驚いてる鈴木君。



「女子は、何かと荷物が必要なのよ」

私は目を泳がせながら言い放つ。


それを見た鈴木君は、

クスッと笑った。


「…笑うな」


「スーツより、そっちの方がいいな」

「・・・え?」



「聡美にはそんな柔らかい感じの服が、

よく似合ってる」

「・・・ありがと///」



「…オレの為に、めかしてくれたの?」

「///!!」

・・・またしても言い当てられ、

真っ赤な顔になる私。


鈴木君はクスクスと笑いながら、

私の頭を優しく撫でた。


「行くぞ」

「・・・う、うん」
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