先輩と私を繋ぐもの
朝からすっと気持ちが下がったまま
半日が過ぎた




「葉月!次、給食だよ!」




夢が教えてくれた




私、ボーっとしてた。




「あ、うん。並ばなきゃね」




私の学校の給食は、1年から3年まで
同じ部屋に集まって食べるので
そこに行くために廊下に並ばなくては
ならない




私たちは1年だから、一番最後に
入っていった




「なんか、食べる気出ないなー。」




いただきますとは言ったものの
ぜんぜん減らない
時間通りに食べ終わらなかった




「終わんないよーー」




いつもの癖で、机に伏せていた




すると・・・
自分の前の席に誰かが座る音が聞こえた




「だれ?」




私は顔を上げてみた




前に座っていたのは・・・
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