短編花の色は移りにけりな悪戯に
 自然光!?
 何だ、夢を見てたんだ!
 焚き火!
 何だ、だから熱くて煙かったんだ!
あ、思い出した!
 私、花見をしてたんだった!
それで、いっぱいお酒飲んで、焚き火の前で寝ちゃったんだ。

夢と現実の間だったのか、生と死の間だったのかは、分からない。
結局、生きてたから分からないけど、死ぬ瞬間は、テレビを消すような、手をバチっと叩くようなそんな一瞬で終わるような気がした。
どうなんだろうか?
 急性アルコール中毒、薬物中毒、過労死の最後ってこんな感じではないのだろうか?
もしかしたら、全ての死の瞬間はそうではないのだろうかと思う。
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