【短】1番でいたい
あれから1週間。



未だにあの2人の噂は流れたまま。



『美浜サンとお似合い』と言った



あの日から一言も口を利いてない。



響の放つオーラが怖い。



まるで近寄るなと言ってるようで。



近寄る勇気も持てなくって。



「沙羅、どうしたの?」


「何が?」


「最近須藤君と話してないけど。」


「何にもないよ?」



話してないの分かってたんだ。



「何か辛そう・・・。」


「別に普通だけど・・・?」


「普通じゃないよ。」



普通にしてる、普通に。



いつもと変わらない生活。



ただ響がいないだけ。



珠奈に『あたしの生活には響が必要。』



そうやって思われてたんだね。



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